家電量販店で限界まで値切る3つのポイント

私は、過去に、交渉術の本を書かせてもらったり、これまでに何度もセミナー等で、交渉術のお話をさせてもらっています。
だからというわけではありませんが、私は、自分の交渉術の実践の場として、家電量販店に電化製品を買いに行った際には、必ず、値段交渉をすることにしています。
これまでに、自宅にある電化製品、思いつくだけでも、テレビ、冷蔵庫、オーブンレンジ、洗濯機、ズボンプレッサー、ビデオカメラなどほとんどの電化製品を購入する際に、値段交渉をして、ちらし等で広告されている価格や値札の価格よりも値引きしてもらった価格で購入することに成功しています。
ということで、今回は、
家電量販店で限界まで値切る3つのポイント
について解説したいと思います。

ポイントは、次の3つです。
結論:
① 事前に、十分なリサーチをすること。
② 値引きしてもらえることを前提に交渉すること。
③ 交渉の順序を間違えないこと。
事前に、十分なリサーチをすること。
まずは、これは、どのような交渉であっても言えることなのですが、事前準備を怠らないことです。
今回の場合の準備は、主に価格のリサーチになります。
もう約1年前の話になってしまいますが、自宅で15年以上使っていたテレビが、こともあろうか元旦の日に壊れてしまいました。まあ、年代物の25型ブラウン管テレビだったので、寿命だったのは間違いありません。
それで、お正月番組を見るため、翌1月2日に、家電量販店に買いに行きました。
それに先立ち、まずは自分の買いたいテレビの選定から始めました。
年末に、お正月商戦に向けて、大手家電量販店のほんどが広告を出していました。その中で、私が手軽に店舗まで買い物に行ける全ての店舗のものを見比べながら、買いたいテレビを選びました。
このとき使うのは、新聞折り込み広告でも、ネットの広告でも構いませんが、実際に自分が買い物に行ける場所に店舗を構えている大手家電量販店の扱っている商品の中から選ぶようにして下さい。今は、大手家電量販店は、どこでもネット広告を出していますので、ググってもらえばオーケーです。
私の場合は、最終的には、A店、B店、C店の三つの広告を比べて、決めました。
私は、普段それほどテレビを見ないので、4Kや8Kのテレビは、必要ないため、40型の液晶テレビにすることにしました。
そして、A店、B店、C店の全てが扱ってるT社製のものに狙いを定めました。
購入する商品選定は、できれば、最低でも近隣で競合している2店舗以上が取り扱っている商品にするのが狙い目です。
そして、全ての店舗での価格をチェックします。
このときの注意事項は、その電化製品の型番まで同じものであるかをしっかりと確認することです。
このあたり、売れ筋の商品を別にすると、似たような商品であっても大手家電量販店ごとに、微妙に商品の型番が異なることがありますので、注意が必要です。
これが違っていると、型番の違いを価格が異なる理由にされてしまうので、値引き交渉の材料を一つ失うことになります。
私の場合、A店:62,424円、B店:63,504円、C店:62,640円(いずれも当時の消費税込み)とほとんど差がありませんでした。

そして、さらに価格ドットコム等で、ネットでの最安値も調べました。
送料・消費税込みで51,000円でした。
ちなみに、現在は、48,480円まで値下がりしています。時間がたてば、当然値下がりしますので、あまり気にしても仕方ありません。あくまで、勝負は、買うときの値段です。
さらに、テレビの場合、古いテレビの処分のためにリサイクル料がかかります。
これも調べておきます。これが、当時、消費税込みで、2,916円でした。
そして、そのほか新しいテレビのセッティング等を含む設置費用や古いテレビの運び出し費用が、店によって、0円~3,500円(消費税抜き)でかかります。
このときは、どの店も、40型以上の大きさのテレビであれば、リサイクル料以外にかかるのは、消費税抜きでせいぜい1,000円程度でした。
私は、それまでにA店、B店、C店のいずれでも値段交渉をして電化製品を買ったことがあり、経験上C店が一番値引いてもらいやすいことをリサーチ済みでした。
そこで、広告では最安値ではありませんでしたが、C店で買うことに決めました。
また、仮に、値引いてもらい安さという要素を抜きにしても、ここで、一番安いA店に行くのは得策ではありません。
何故なら、近隣に、ここよりも「安いお店がある」という交渉材料を1つ失ってしまうことになるからです。
そして、私は、A店:62,424円、ネット最安値:51,000円、リサイクル料2,916円をメモして、C店に向かいました。
値引きしてもらえることを前提に交渉すること。
次に、実際に店舗で、値段交渉する際の心構えについてです。
まず、第1は、値引きしてもらえることを当然の前提とした交渉をすることです。
間違っても、「いくらか、値引いてもらえませんか」、「少しでも安くなりませんか」などと言った台詞を初めに口にしてはいけません。
初めから、値引いてもらえることを前提に、「いくら値引いてもらえますか」、「いくら安くしてもらえますか」というのが、第一声になります。
そこで、店員さんからこれがもう十分な値引き後の金額なので、これ以上は値引きはできないといった旨のことを言われてもひるんではいけません。
私の経験では、さすがに3,000円未満のものは厳しいところですが、それ以上のものであれば、わずかであっても値引きをしてもらってきました。そのあたりの低価格帯では、消費税抜きの金額を消費税込みの金額として、消費税分を値引きしてもらっています。
1万円を超えるような商品あれば、まず間違いなく、値引いてもらえます。
特に、2~3品をまとめて買うようなときには、必ずと言っていいくらい値引いてもらえます。
私は、いつも値引きしてもらえることを前提に交渉をしてきましたが、一度も失敗したことがありません。
いつも自信満々に、「いくら値引いてもらえますか」、「いくら安くしてもらえますか」という第一声から交渉を始めています。

第2には、交渉の結果について、すなわち値引き額について欲張らないことです。
値引き交渉をする以上は、ネット最安値を目指しますが、当然、実店舗とネット通販では、かかっている人件費等が違うわけですから、ネット最安値にできるだけ近づけることを目指しはしますが、結果として、ネット最安値に届かなくてもそれはやむを得ません。
どうしてもと言うのであれば、はじめからネット通販で買えばいいのです。
私も、物によっては、はじめからネット通販を利用しています。
ただし、大型家電その他については、古いものの処分が必要であり、リサイクル料のかかるものもあります。テレビも、その一つです。
なんと言っても、大型ゴミに出したり、処分業者に頼んだり、処分業者に送ったりと、古いものを処分する手間が、以外と大変なうえ、リサイクル料を支払って処分してもらうとなると、費用もそこそこかかります。
こういった手間や費用も込みで考えると、実店舗で買った方が、結果として、時間的にも費用的にもお得であると、私は個人的に考えています。
交渉の順序を間違えないこと。
三つ目は、交渉する際の順序を間違えないことです。
具体的な、交渉手順は、次のようになります。
まずは、その商品本体の値引き交渉から始めます。
先に、述べたように、自信満々に、「いくら値引いてもらえますか」、「いくら安くしてもらえますか」という第一声から交渉を始めていきます。
そして、近くの店舗では、ここより安いということを値段で示します。
私のテレビの話で言えば、C店では消費税込みで62,640円のところ、A店では62,424円なので、A店よりも少し高いということを伝えます。
そして、たたみかけるように、ネットでの最安値を調べてきたが、それが51,000円であることを伝えます。
ここで、大抵の店員さんは、「ネットでの最安値は、ちょっと……。」みたいなことを口にされます。
そこで、こちらからは、さすがにネットでの最安値にまで値引いてくれとは言わないということを伝えて、少し店員さんを安心させます。
そして、次に、ネットショップではなく、店舗で買うのは、古いものの処分もお願いしたいからなので、リサイクル料などの費用を含めての値引きを提案します。
店員さんは、ポイントで還元させてもらうから、値引き幅を押さえたい旨を言ってきますが、これに対しては、ポイントはつけてなくてもいいからと、ギリギリのところまでの値引きをお願いしていきます。
このようにして、店員さんからの最終提示額を引き出します。
私のテレビの場合には、リサイクル料等も込み込みで、8,640円の値引きを提示してもらいました。
要は、消費税抜きの本体価格58,000円を50,000円に値引きしてもらったのです。
消費税込みだと、本体価格は、54,000円になるので、ネットでの最安値である51,000円よりは、高い価格です。
しかし、消費税込みのリサイクル料の2,916円を考慮すると、わずかに84円だけ、ネットでの最安値には及ばなかったことになり、十分な成果と言えます。
しかも、これで、翌日には、配達して設置までして、古いテレビを持って帰ってくれるのだから、文句のつけようはありません。
私は、まずは、その金額での合意を取り付けました。

そして、さらに私は、ここからまだ、交渉を続けます。
最後は、附属品についての交渉です。
新しく買ったテレビをセッティングするには、別売りのHDMIケーブルが必要でした。
一通り、値段交渉が終わったかに思えた段階で、私から、このHDMIケーブルを無料でつけて欲しいと頼みました。
ここまでくると、よほど高価な附属品でないかぎり、無料でつけてもらえる可能性は大です。
そもそも附属品は、売値はともかく、仕入れ値はそれほど高くはありません。HDMIケーブルなどは、売値が1,000円だとしても、仕入れ値はその半分以下でしょう。
そうだとすれば、これまで時間をかけてせっかくまとまった本体の値段交渉を反故にしてまで、附属品をつけることを拒まれることは、ほとんどありません。
仮に、拒まれた場合には、それこそ急がないのであれば、帰ってから、ネット通販を使って、安くで手に入れれば良いだけのことです。
なので、最後に、附属品を無料でサービスしてもらうよう交渉するのですが、これは目くじらを立ててまで強く交渉する必要はなく、「つけてもらえると嬉しいな。お願いしますよ。」といった感じで、ダメ元で言ってみる、いわばプラスαの交渉です。
ちなみに、私の場合、HDMIケーブルは、なんなく無料でつけてもらうことができました。
ポイントも、ちゃんとつけてもらえました。
最後に、まとめです。
家電量販店で限界まで値切るためのポインは、
事前に、価格のリサーチを十分に行って、購入する商品を決め、
店舗に行ったら、値引きしてもらえることを当然の前提とする交渉をするも、欲張らず、
まず、商品本体の価格の交渉、次に、リサイクル料などの費用を込みにした価格の交渉、最後に附属品の無料提供の交渉という順序で交渉を行うことです。
これまでにやったことのない方も、是非、一度チャレンジしてみてください。
これだけでも、かなり交渉力がアップすることを請け合います。
今回は、これぐらいにしておくことにします。
同じ内容の動画をYouTubeにアップしていますので、そちらも是非ご覧ください。


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